実例集

藤の花と社殿を調和させたデザイン

藤の花と社殿を調和させたデザイン
メインビジュアルには、笠間稲荷神社の壮麗な社殿を大きく据え、背景に昇る金色の太陽と、左右から垂れる満開の藤の花を配しました。
藤の花は、境内に咲く樹齢400年超の八重藤をモチーフとしており、春の風物詩としても知られています。藤の花房は濃淡の紫で描き、葉のグリーンとともに落ち着いた華やかさを添えています。
また、社殿の下部には、草花や実りをあしらい、境内の空気感をやわらかく演出しています。

精密なレーザーカットと印刷技術

精密なレーザーカットと印刷技術
外形は、藤のカーブを活かした不定形の輪郭で構成し、上部には切り絵加工による花房が立体的に表現されています。
社殿や植物模様の細部には、ピンクトナーによるグラデーションプリントやカッティングを組み合わせ、平面でありながら奥行きを感じられる立体的な仕上がりを実現しました。
また、背景の太陽はゴールドトナーを使用し、紙表面の質感と光の加減で表情が変化するよう工夫されています。



さらに地の模様には、レーザーによるハーフカット加工を採用し、紙の表面に繊細な彫刻表現を施しました。主張しすぎない地紋が、全体のデザインに奥行きを与えています。

歴史と季節をつなぐ「紙の記憶」

用紙には、お米由来の和紙「kome-kami」を使用しています。
やわらかな風合いと程よい厚みが特徴で、切り絵や印刷の仕上がりを自然に引き立てる素材です。
また、稲荷神社の主祭神が五穀豊穣を司る神であることからも、お米を原料とした紙との親和性が高く、御朱印の背景にある意味合いともつながっています。


参考 【公式】kome-kami 商品ページ (foodlosspaper.com)※外部サイト
kome-kami お米の再生紙

仕様/設備

印刷:片面フルカラー + ゴールド・ピンクトナー(6色プリント)
用紙:kome-kami ナチュラル(菊判93.5kg)
加工:レーザーカット(切り抜き・ハーフカット)


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