技術・素材紹介

ポストに届いた年賀状を、思わず「開けてみたい」と感じたことはありますか?
ハガキの年賀状は、届いた瞬間にすべてが見えてしまいます。だからこそ、目を通してそのまま束ねられてしまうことも少なくありません。


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昨年の「ホンキの年賀状」では、透ける封筒と厚紙のレーザーカットで、「紙だからこそできる体験」に挑戦しました。




2027年版のテーマは「開封」です。封筒そのものを年賀状にして、ひらくという動作までをデザインしました。

Case 1:ピリピリとひらく。レーザーで入れた「ミシン目」

ホンキの年賀状:ツマミ側から開けかけた封筒
レーザーカット × 洋封筒型
1つ目のアプローチは、「どうすれば最後まで読んでもらえるか?」という課題への挑戦でした。 答えとして選んだのは、年賀状に「開ける」というひと手間を加えることです。

【Material & Tech】ここがポイント
  • 用紙:コート紙
  • 形状:洋形2号(162×114mm)洋封筒型
  • 加工:ミシン目はレーザーカッターで入れています
  • 開封:封筒裏面のツマミから、ミシン目に沿って開ける仕様

【Design Logic】制作の意図~開ける動作を、体験の入口に
裏側のツマミに指をかけ、ミシン目に沿って「ピリピリ」と開けていく。 その手触りと音が、中にあるメッセージへの期待を少しずつ高めてくれます。
ハガキにはない「開封」のひと手間が、たくさんの年賀状の中で手を止めてもらうきっかけになります。

ミシン目は、郵送中には開かず、指で引けばきれいに開けられることが求められます。 レーザーで入れることで、デザインに合わせた位置と形でミシン目を設計できます。

 
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▶レーザーカッター~精密な形状と独創性を引き出す
 

Case 2:開けた内側が、そのまま挨拶状になる

ホンキの年賀状:メタリック印刷(Iridesse)× UVスポットニス
表裏印刷 × レーザー型抜き × 洋封筒製袋

2つ目のアプローチは、「どうすれば手元に残してもらえるか?」という課題への答えです。 新年のご挨拶は、便箋ではなく封筒の内側に直接印刷しています。

【Material & Tech】ここがポイント
  • 印刷:平らな紙の状態で、封筒のおもてと内側の両面を印刷
  • 加工:レーザーで封筒の形に型抜きし、ミシン目も同時に入れる
  • 製袋:洋封筒製袋機で封筒に仕立てる
  • 製造:印刷から製袋まで、すべて社内で一貫して行っています

【Design Logic】制作の意図
  1. 取り出さなくても、目に飛び込んでくる
    封筒を開けると、ゴールドをふんだんに使ったデザインとともに、新年のメッセージが現れます。 便箋を取り出す手間がないので、開けた瞬間にご挨拶が目に入ります。
     
  2. 封筒ごと、飾って残る
    挨拶文が封筒と一体になっているので、メッセージだけが別の場所に紛れることがありません。 「ちょっと珍しい年賀状」として、デスクに置いてもらえたり、社内で回してもらえたりすることも期待しています。
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  3. 空いたスペースに、もうひとつの仕掛けを
    中が空いているので、名刺やクーポン、薄いノベルティなどを自由に同封できます。 同封するノベルティやクーポンも、私たちで制作できます。
    新年のご挨拶に、新サービスのご案内やイベントの告知を添えることもできます。
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Case 3:Iridesseのゴールドと、触れてわかるニス

3タイプの封筒おもて面が並んだ写真
メタリック印刷(Iridesse)× UVスポットニス

3つ目のこだわりは、手に取ったときの華やかさです。 封筒のゴールドは、メタリックプリンター「Iridesse(イリデッセ)」のゴールドで刷っています。

【Material & Tech】ここがポイント
  • ゴールド:Iridesseのゴールドトナー
  • ニス:UVスポットニスを、柄の一部だけにのせる
  • ニスの位置:白い七宝柄の丸、赤い和柄、赤い市松模様

【Design Logic】制作の意図
  1.  金色を「インク」ではなく「光」で見せる
    Iridesseのゴールドは、角度を変えると光を受けてきらりと輝きます。 新春らしい華やかさを、印刷だけで表現できるのが特長です。
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  2.  柄の部分だけ、ぷっくりと
    白い丸や赤い柄、市松模様の部分にだけニスをのせ、ツヤと厚みを持たせました。 光に当てると柄が浮かび上がり、指でなぞると凹凸を感じられます。 平らなゴールドの地とのコントラストが、見た目にも手触りにもアクセントになります。

デザインは、個性の異なる3タイプをご用意しました。
  • Aタイプ:新春の賑わいを緻密に描いた、箱庭のような和風イラスト
  • Bタイプ:金の輝きと幾何学模様が上品な、モダン和柄デザイン
  • Cタイプ:干支のモチーフが愛らしい、あたたかみのあるデザイン

 
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仕様/設備

  • 封筒用紙:コート紙
  • 封筒サイズ:洋形2号(162mm×114mm)
  • 印刷:フルカラー+Iridesseゴールド(おもて・内側の両面)
  • 加工:レーザーカット(型抜き・ミシン目を同時加工)、UVスポットニス、洋封筒製袋
  • 開封:蓋(ベロ)は封をしたまま、本体のミシン目から開ける
  • デザイン:3タイプ(A・B・C)

「受け取る」から「開ける」へ

昨年は「透け感」と「物質感」、今年は「開封」。

2年続けて取り組んで感じているのは、年賀状は工夫しだいで、もっと記憶に残るツールになれるということです。
開けるのが楽しくて、開けたあとも飾っておきたくなる一通に。 大切なお取引先へのご挨拶や、新しいサービスのご案内に、ぜひご活用ください。

封筒のおもて面への宛名印刷も含めてお受けしています。50部からご注文いただけます。


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